杣木祭(そまぎさい)とは、木を切る前に行う神事です。
樹木を伐採する際、その樹木をお祓いし、樹木伐採時の工事の安全を願います。
神事では、樹木に宿る神様に、神籬(ひもろぎ)に降りてきていただきます。神籬(ひもろぎ)とは、神社以外の場所で神事を行う際に仮に作られた、神様に降りてきていただくための場所です。榊の枝や紙垂(しで)などで作ります。
神事が始まると、祝詞を読んでその樹木を伐採することを報告いたします。神様には、その樹木に宿る前にいらしたところにお戻りくださるよう、お伝え申し上げます。
また、祝詞では、お施主様と工事を行う施工者様のお名前を申し上げ、お施主様のお家がこれからも繁盛いたしますよう、工事が安全に行われるように祈念申し上げます。
伐採される樹木には、今までの生命への敬意と感謝の気持ちを込めて、お祓い申し上げます。